こんにちは。

今朝、無事前橋に戻ってきました。
今回の感想などを少し、書きます。

私が作業したのは月曜と火曜の二日間でした。
ボランティアの現場は一番被害が大きく、メディアにも頻繁に登場する倉敷市真備町です。
そこにあるお宅の一階床下の泥だしをしました。
具体的には一階の床板をはがして泥を出し、高圧洗浄機で洗い流しつつ掻き出す作業です。
作業をリードしてくれたのはOperetion Blessing Japan(OBJ)という団体で、東日本や熊本でも活躍した団体です。

岡山キリスト災害支援室(以下、岡キ災)としては両日ともに10名程度のボランティアが参加し、OBJの5名と合わせると約15名のチームでした。
岡キ災側のメンバー構成ですが、月曜日は牧師のみ、火曜日は牧師と信徒半々くらいの割合でした。
いずれにせよ、この両日ともにボランティア参加者は聖約教団と日本同盟基督教団からのみでした。
(プラス私と、クラッシュジャパンのスタッフ2名)
このことから見ても、岡キ災の存在がまだあまり認知されていないのかな、とも思いました。

岡キ災の事務局(広江聖契キリスト教会内)には日本国際飢餓対策機構のスタッフが常駐して采配してくださっていますが、東日本大震災や熊本自身の時と比べて、ボランティアが全然集まって来ないそうです。
夏休み時期であるにもかかわらず、学生たちの姿がほとんどありません。
そのため、市からのボランティア派遣要請にも全然答えることができていない現状です。
一件の家の泥だしについて、約10人以上でかかっても三日程度はかかるため、とにかく人手不足が深刻です。

物資につきましては、被災した地の周辺には豊富にあるため、今必要としているのはとにかく人手であり、ささげるお気持ちのある方は献金でお願いします、とのことです。
(物資が送られても、仕分ける人手も運ぶ人手もないため)

ボランティアの宿泊は広江聖約キリスト教会ですが、男性は30~40名程度は楽に泊まることができます(寝袋を使った雑魚寝ですが)。
女性のスペースは見ていませんが、いずれにせよ、倉敷市内だけでいくつも聖約教会があるため、宿泊人数は何人でも大丈夫だそうです。

ごろ寝はキツイ、ということでしたら、ビジネスホテルに泊まることも可能です。
(実際、OBJの皆さんはビジネスホテルを利用しています。継続的な参加のためには無理が禁物ですね)

現場にはサマリタンズパースのスタッフも視察に来ていて、今後の協力についての話し合いが始まったところでした。
岡山はもともと、超教派の教会ネットワークが存在していたため、今回の震災発生後、支援室ができるまでのスピードがとても早かったそうです。

しかし、四国地方はそのようなネットワークが薄かったため教会ネットワークの初動が遅く、これから九州キリスト災害支援室(九キ災)が四国に入って支援体制作りを手伝うとのことでした。

ボランティア作業中、プライバシーの関係で写真を撮るのはチームリーダーのみに限定されていますが、岡キ災のfacebookページでは毎日、活動の様子が報告されています。
岡山キリスト災害支援室

現場では、ほとんどの方が初対面ですが、みな同じ思い、目的をもって集まっているため、すぐに仲良くなって、協力して良い働きができていると思います。

交通につきましては、事前に申請をすれば高速が無料化されています。
申請の仕方も岡キ災が資料をくださいます。

私自身は、次回は8月6日から10日の日程で行く計画をしています。
群馬の青年たちを中心に、なるべく車の定員8人で行けたらと願っています。
(が、数が揃わないようでしたら、東京経由で何人かピックアップして向かうのもアリだと思っています。)

また、今回の交通費について教団から援助をしていただける可能性があるとのこと、ありがとうございます。

岡山ボランティア(聖契教団S先生の報告)