元IBF役員によるメッセージ

◇テーマ【クリスチャンの人生とは…】
第1回「死と向き合うとは…」2018年2月4日
第2回「信仰者として生きるとは…」
第3回「信仰者にとって大宣教命令とは…」
 私は今年古稀になります。職場の若い人は「古稀」という言葉を知りません。
 古稀とは、唐の詩人杜甫作「曲江の詩」の中に出てくる言葉で、「人生70古来稀(まれ)なり」
 という内容。平均寿命の短かった昔は70歳まで生きている長寿を祝う意味があった。
 田中千鶴子姉妹は去年卒寿(90歳)を迎えられました。<長生きに拍手>
 60歳は還暦。これも中国の暦から来た言葉。
ローマ帝国建国がB.C508年、日本は、洞窟に住んでいた縄文時代。
秦の始皇帝はB.C208.当時の世界王国。日本は農耕文化の弥生時代。
中国や韓国から多くを教えられて文明を作ってきた日本だから、隣国を尊敬し感謝すべき。
70歳まで生きると、親族・友人・知人・職場の同僚等々、多くの死と向き合うことになる。
2人にひとりが「がん」に罹り、3人にひとりが「がん」で死ぬ時代。私たちはどのように「死」を考えたらよいのか。
○今回のテーマ「クリスチャンはどのように『死と向き合ったらよいか?』」
ヘブル人への手紙9:27 人間には一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている。
【質問】1.寝るときに、明日死ぬかもしれない?と思う人はいますか?
    2.日常生活の中で、死を身近に感じていますか?
◆人は必ず死ぬということを知らない人はいません。
 ある詩人は、「人間は生まれた瞬間から、死へ向かって生きている。」
◇でも、人間は、死をしょっちゅう考えない。
【その理由】
 ある学者は、「いつ死ぬか、その人間には知ることを許されていないので、恐怖である。」 
 東京大学の「宗教学(theology)」岸本英夫教授は、ご自身の10年間にわたるがんの闘病経験から、『死を見つめる心』を出版した。この中で、死について次のように語っている。
・私は、正直にいって、死から目をそむけてきたといってよい。死をみないようにして、そして、ただ、残されている生命の時間を、できるだけ有効に使おうとしていた。現在の、目の前の仕事に打ち込んで、もっとも生き甲斐のある時間を過ごすことで、死の恐怖からのがれようとして、激しく生きてきた。
【まとめ】
第一は、目の前にある事実だけを信じて、死後の霊魂の存在は信じない。
第二は、死後の世界は人間の理性では認識することができない。
第三は、人間の霊魂の存在は信じないけれども普遍的な宇宙の大生命の存在は信じる。

 なぜ私が、この岸本先生の「3つのまとめ」を引用したかというと、職場の仲間や友人・知人たちから死をどのように考えているかを聞いた経験の答えが、大体この「まとめ」に、当てはまったからである。

●霊の存在を認めるか否か❓
聖書は霊の存在を認めています。ローマ1:4聖い御霊によれば、死者の中からの復活により、大能によって公に神の御子として示された方、私たちの主イエス・キリストです。
 御霊:イザヤ11:1~2 マタイ4:1 ルカ4:18  ピリピ2:1 ヘブル9:14 黙2:7
 助け主:ヨハネ14:16~17  聖霊:エペソ1:13~14 
 悪霊:士師9:23 マルコ1:34 ヤコブ2:19 黙18:2
 信仰を持っていない方でも、霊の存在を信じている方がいます。
 ➀よく例に出しますが、アメリカのFBIの捜査に協力している「夢」で犯人を捕まえる人。
  実際に何人も犯人を検挙しているので、霊との交信をしていると証明している。
 ②ドキュメンタリー作家 奥野修司著「魂でもいいから、そばにいて(3.11後の霊体験を聞く)」
  「『ママ、笑って』…おもちゃを動かす亡くなった3歳児」を始め、実名入り16話を収録。
●クリスチャンに対して約束された霊の世界は…
 ヨハネ14:2~3わたしの父の家(神の国)には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。
 わたしが行って場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。《十字架と天国と復活》
 使徒4:12「この方(イエス)以外には、だれによっても救いはありません。世界中でこの御名のほかには、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間に与えられていないからです。
 ヨハネ14:6「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」
 ※ただ一つの道だけが天国の門に通じている。それは悔い改めと信仰の道である。
  One way Jesus you the only one that I could leave for
●天国におけるクリスチャンの立場は…
 Ⅰヨハネ3:2「愛する者たち。私たちは、今すでに神の子どもです。後の状態はまだ明らかにされていません。しかし、キリストが現れたなら、私たちはキリストに似た者となることがわかっています。」
 ※私たちの立場は、イエス・キリストを信じ受け入れた時から、神の子どもとされました。
 しかし、肉性がある以上、罪は犯してしまいます。だから日々、あるいは瞬間瞬間悔い改める
必要がある。キリストが現れた時、完全に清い者とされるのである。

●クリスチャンの死は、驚くべき希望に満ちている!(岸本論にない世界)
 ヨハネ17:1~2「父よ時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現わすために、子の栄光を現
わしてください。それは子があなたからいただいたすべての者に、永遠のいのちを与えるため
、あなたは、すべての人を支配する権威を子にお与えになったからです。
※イエス・キリストを救い主と信じた私たちには、聖書に示された天の御国に入れる特権が与
えられており、永遠に主とともにいることが赦されている。

クリスチャンの人生とは…